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PEOPLE
社員紹介

02

出会った仕事の数だけ、自分自身の世界が広がる

A.N

理工学部卒 2012年入社

大阪支社 技術部 設計積算課

世の中の製造業を支えるために

学生時代は、理工学部で物理を学んでいました。光電子分光と呼ばれる技術を用いた実験を通じ、磁気熱量効果を持つ磁性体に関する研究を行っていました。物質にまつわる専門的な技術や分野を学ぶ中で、次第に「世の中の製造業に貢献したい」という想いを抱くようになりました。日本は特に製造業が盛んな国であり、製造業という一言では括れないほど数多くの企業があります。自身が学んだ知識や技術を活かして、数多いる製造業のお客様を支えることができればやりがいに繋がるのではないかと考えたのです。
当社を知ったのは、三菱電機の宇宙事業に興味を持ったことがきっかけです。大学の先輩が宇宙事業のエンジニアをしており、様々なことを教えてもらう中で当社の事業を知り、興味を覚えました。その後、当社に関連する様々な情報を知るほどに「知識や技術を活かして製造業のお客様に貢献するならば、ここがぴったりではないだろうか」と考え、入社を決めました。

身近な空調から特殊な設備まで

現在は、冷凍空調設備の設計、特に空調産冷分野における案件の設計に携わっています。「空調」と聞くと、一般的には自宅や事務所等に設置されているエアコンを想像すると思いますが、「クリーンルーム」と呼ばれる室内の埃を取り除くような部屋を作り出すシステムや、マイナス50℃からプラス80℃まで温度を自在に作り出す「試験室」といった特殊なシステムを扱うこともあります。また、近年はニュースでもよく取り上げられている、半導体の製造工場に関わる機会が増えてきました。先述した「クリーンルーム」を作るための空調システム設計をはじめ、様々な設備に携わっています。塵一つ許されない半導体の製造において、「クリーンルーム」はとても重要な設備です。求められる条件がシビアなため工事も非常に難しいですが、施工管理と連携を取りながら最適な品質を目指しています。

設計の数だけ、学ぶ機会と出会える

業務に際しては、お客様はもちろん、社内の営業や施工管理と密にコミュニケーションを取り、竣工までしっかりと橋渡しができるよう心掛けています。設計は、営業の商談案件に対して具体的な計画を作り、施工管理が工事を進められるよう纏めることが使命です。その意味で、お客様が実現したい内容を誰よりも理解し、工事で実現させるための組み立てを考えることが大切です。
こうした設計の使命を思う時にいつも頭をよぎるのが、過去に上司から言われた「エンジニアなら、どんなことにも興味を持って追及しなさい」という一言です。当時、コンクリートの素を冷却するシステムの設計に携わっていました。その際、上司から「システムを作る上で、コンクリートを正しく理解しているのか?」と問われたのです。仕事をしていると、時に自分たちの専門の範囲内だけを知っておけば問題ないと思いがちですが、お客様が作られている製品にどのような特徴がありどんなことを気を付けなければいけないのかを知らなければ、最適な設計ができないのだと学びました。それ以来、あらゆる案件や業界に対して興味を持って接するよう心掛けています。
これから入社する方々にも、ぜひ何事にも興味を持ち積極的に学ぶ意欲を持って頂きたいです。新しいことを覚えるのはしんどいと思うかも知れませんが、言い換えれば新たな世界を学ぶ機会があるということです。そういった機会を楽しみながら仕事ができることは本当に幸せなことだと思いますし、そんな幸せを感じられる方と一緒に仕事をしたいと思います。

食をつなぐ、暮らしを支える。
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