三菱電機冷熱プラントの現場を担う、営業・設計・施工管理。
お客様の要望に応えて、満足度の高い仕事をするために
どのような連携が必要になるのか。職種の異なる3名の社員に聞いてみました。
東京支社 設計部
第二課
学生時代は工学部・機械工学科に在籍し、熱力学を専攻。空調の性能を評価するAPF値(通年エネルギー消費効率)の妥当性や、外部条件の変化による空調への影響などを調べる気流解析などについて研究していた。現在は設計部にて、換気・空調・衛生設備の設計に携わる。
設備設計とは
東京支社 施工管理部
第一課
工業高校で建築設備を専攻し、水・空気の流れや冷暖房器具に必要な知識を習得。現在は、施工管理として現場の責任者を務める。周りの意見を尊重しつつ、現場を指揮する立場として責任のある言動を取ることを心掛けている。
施工管理とは
東京支社 空調・産冷システム部
第一課
学生時代は法学部に在籍し、社会学や行政学を中心に学んでいた。首都圏近郊の商業ビルや物流倉庫などの一般空調設備や、産業や社会を支えるさまざまな設備を担当する部署に在籍。技術営業職ではあるが、現場で施工管理を兼ねた業務も多く経験している。
技術営業とは
※1年通して冷房・暖房を一定条件の下で使用した場合のエネルギー消費効率のこと。実際の運転状態に近い運転効率を示す値。
SESSION01
当社が携わる設備工事の現場では、常に計画通りに工程が進むわけではありません。お客様から新たな要望を出されたり、設備を配置する予定だった場所にうまく納まらなかったりと、予定外のことがいくつも起こります。そのような状況の中で、工程を調整しながら、お客様にご納得いただけるよう取り計らう必要があるので、当社での仕事では臨機応変でタイムリーな対応力が求められます。そのため、お客様、協力業者さん、他部門の社員との綿密なコミュニケーションが必要不可欠です。
設備の構築における業務の流れとしては、営業がお客様の要望を聞きながら予算を見積もり、設計が要望を実現するためのプランを検討して形づくり、受注したら施工管理が現場に入って協力業者とともに工事を行うのが一般的ですが、うちの会社では、良い意味で各部署の役割の境界があいまいですよね。
そうですね。現場ごとに細かい違いはありますが、営業や施工管理だけでなく設計もお客様と直接コミュニケーションをとることも多いですし、役割ごとに枝分かれした分業体制ではないですね。
現場経験を重ねるうちに、営業・設計・施工管理それぞれの役割に求められる知識を自然と把握できるようになるので、各部署の知識がまんべんなく身に付くというメリットがあると感じます。
部署ごとの垣根が低いので相談がしやすく、話が早いので円滑に業務が進めやすいという側面もありますよね。Y.Cさんは営業職だけど、現場に行って施工管理の業務をすることも多いですし。
そうですね。所属は営業部ですが、時期や案件によっては、ほとんど現場にいて施工管理の業務を中心に担当することもあります。
次は、設計もやってみますか?(笑)
確かに設計用のソフトウェアをもっと使いこなせたら良いなとは思いますね。でも、私は現場の雰囲気が好きですし、社内にいるよりも外に出たいタイプなので、今の仕事が性に合っています(笑)
施工管理の仕事も現場でお客様に接する機会が多いので、会社の顔であることを自覚して誠実に対応し、満足していただけるものを作り上げることを心がけています。その過程で営業や設計に頼らないといけないことは多いので、お互いを尊重してうまく協力し合う方が良い結果を生むと思いますね。
工事中は変更も多いですし、イレギュラーな対応が求められたりしますからね。
ミリ単位で細かくチェックする場合もありますし。やり直しになったら大変なので、設計との綿密なすり合わせが必要ですよね。
ちょっとしたズレの調整なら施工管理の裁量で対応してもらえますが、設備本体の変更や、設備の位置の大幅な変更の場合は、ダクトや配管から設備の能力の計算まで考え直しになりますので、 設計の出番になりますしね。
手間が増えればコストも余分にかかってしまうので、営業にも相談しないといけないですし。工期にも影響するので、円滑に対応するためには、柔軟な連携が不可欠だと実感しますよね。
大変ですけどね(笑)
私も同感です。でもお客様の要望に誠実に対応していれば、信頼関係が生まれて良い結果に結び付くこともあると思います。実際に、ある設備工事の対応に満足してくれたお客様が、別のお客様を紹介してくれて新規案件につながった例もあるので。
SESSION02
仕事を楽しむにはストレスをためないことも大切だと思いますが、お二人は「有給休暇」などはどのくらい取っていますか?
休みはちゃんと取るように言われています。僕の部署では、業務に支障が出なければ直前でも有休申請が通るなど、柔軟に対応してくれるのがありがたいと感じますね。
私の部署では早めに申請すればほとんど問題なく休めるので、旅行の計画も立てやすいですよ。2日休みを取って、土日をからめて4連休でどこかに行くとか
。
確かに休みは取りやすいですよね。さすがに1週間休みたいときの申請は、事前にちゃんと相談しますけどね(笑)
私は有休を取るほどじゃない場合は、「フレックスタイム制度
」も活用しています。
11時から14時の間のコアタイムを外さなければ、出勤・退勤時間を柔軟に選べるのが良いですよね。
そうですよね。今の現場は福島県にあるのですが、週末に千葉県の実家に帰りたい時はフレックスタイム制度をよく活用していますよ。土日にゆっくりして、月曜日の朝は少し遅い出勤にするとか。
病院に行きたいから少し早く帰ろうとか、満員電車を避けるために朝早く来るとか、上手に活用している人もいますよね。また、フレックスタイム制度だけでなく、新しく制度化された「セレクトプラン
」 もリフレッシュに使えますよね。旅行費用やクリニックの支払い、昼食代などの補助など、使い方を自分で自由に選択できるので利用しやすいと思います。
助かりますよね。
福利厚生の制度が手厚いのは、三菱電機グループの強みかもしれないですよね。
SESSION03
うちの会社の働きやすさの一つは、風通しの良さだと思うのですが、お二人はどう思いますか?
全社的に、声を掛けやすいオープンな雰囲気はありますね。困った時に相談しやすいし、手も貸しやすいというか。
お互いが現場を知っているので、共感しやすいのでしょうね。困りごとの内容も予想がつくから、どんなフォローをすれば良いのか気付きやすいのかもしれませんね。
設計側からは他の部署に確認や相談をすることが多いのですが、どんな相手でも「調べるから少し時間もらえる?」という感じで、前向きに協力してくれる優しさがありますよね。
思い返してみると、先回りして「これはしないように」と制限された覚えがあまりなくて。僕の部署では、新入社員の頃から自主性を尊重してくれるというか、「失敗しても良いから、とりあえずやってみて」と自由にやらせてくれる環境でしたね。伸び伸びとやらせてくれるので、萎縮せずに仕事に取り組めました。
分かります。だからといって放任するわけでなく、忙しくて負荷が大きくなると、上長が率先してフォローを入れてくれるので、ちゃんと見ていてくれるという安心感がありますよね。
失敗が怖くないと言うか、乗り越えて経験にさせてくれる社風ですよね。
何か他の部署への頼み事があるときにも、必ずしも上司を通すのではなく、内容によっては担当者に直接連絡してすぐに答えを聞けて話が早いと感じることが多いです。横のつながりもできやすいと思いますよ。
自立と支援のバランスが取れていることが、やりがいや達成感に通じていますよね。
施工管理部は特に関わる人が多いので、誰にでも話しかけられるようなコミュニケーションスキルや、現場を回すために幅広い知識を覚える必要があったりして、大変なことも多いです。でも、自分の頑張りは誰かが見ていてくれるし、つまずけば手を差し伸べてくれるようなフォロー文化があるのがうちの会社。入社を検討している皆さんも、まずはトライしてみてほしいですね。