当社の「低温フードシステム事業」が扱うものは「食」。食品工場で行われる産地加工から、鮮度を保ったまま行われる低温流通、さらには食品店舗などの小売にまで至る、「コールドチェーン」に求められる設備構築を総合的にコーディネイトしています。また、本事業の特徴は「変化への対応」です。主軸である食品工場や食品店舗は、食の嗜好や生活環境の変化に大きな影響を受ける業界。それに伴い、当社もまたその時代に合わせた技術の提供が求められるのです。
この国の食文化に欠かせない「安全」「安心」「おいしさ」を、三菱電機グループの総合力と当社の技術力でお届けする、やりがいある事業です。
COLD FOOD SYSTEM
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当社は、食品の生産拠点である「食品工場」において、製造の要となる「作業場の環境構築」や、食材の品質を保つための「設備構築」をご提案しいます。作業場では、用途や人数に合わせたシステムで換気量変化による温湿度変動を抑制し、清浄度をキープする環境を作ります。加えて、特殊なダクトを用いることで作業される方々に直接冷気の当たらないシステムを構築し、不快感の軽減や食品の表面乾燥の防止に役立っています。
特徴的な製品としては、焼く・揚げるなどの熱処理を施した調理品を冷蔵・冷凍保管する際に用いられる「差圧冷却システム」があげられます。ブース内で調理品を急速に冷却し、細菌が繁殖しやすい20℃〜60℃の温度帯を最短で通過させることで、菌の増殖を防止するほか、調理品の味・食感・水分・栄養価の保持に貢献しています。
COLD FOOD SYSTEM
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産地と加工地、加工地と売り場を繋ぐ重要な存在である「冷凍・冷蔵倉庫」や「物流センター」へ向け、当社は「低温設備を用いた環境構築」をご提案しています。市場や倉庫といった大空間はもちろん、ゾーンごとに適温が異なる製品に対しても、ノウハウと技術力によるきめ細やかな温度制御を実現。お客様のニーズに合わせた、最適な設備構築を行います。
また、通常は大風量の冷却を続けると無駄なエネルギーを消費しますが、三菱電機グループ独自の「低温流通管理システム」を用いることで省エネ・省力化が可能です。こうした点も、お客様に喜んで頂ける理由の一つです。
COLD FOOD SYSTEM
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「スーパーマーケット」などの食品店舗は、産地と食卓を結ぶ大切な役割を担っています。当社は、そんな食品店舗に対して、お肉やお魚、冷凍食品などを適切な温度で保冷する「ショーケース」をご提案しています。ケースの連結による一体型の商品陳列など、売り場に即した様々なカスタマイズを可能とし、店内の配置や環境に合わせたプランをご提供しています。
また、三菱電機グループの総合力を活かして、店内の空調やLED照明への更新提案も行っています。全てのお客様の共通の悩みである「店内環境改善(結露・カビ対策)」や「省エネ」にも真摯に取り組み、好評を得ています。
機械・電気・電子・建築
土木・環境・化学・生物・水産
「食」という暮らしに不可欠な分野に対して、「冷凍・冷蔵の設備構築」を通じて貢献している当社。中でも「冷凍」は、常に技術的進化が求められる分野です。上記にあげた各分野を専攻されている方はもちろん、より良い「食」の生産・流通に貢献したい方に適性があります。
生活の三大要素は「衣食住」と言われるように、食は「不要不急」ではなく「必要不可欠」な分野です。そんな、生活に不可欠な分野を支える楽しさや責任感は、なかなか普段では味わえないと思います。また、自分が関わった製品が食品店舗に並ぶこともしばしばあり、仕事の実感を身近に感じやすい分野である点も、やりがいの一つです。