コンビニのサラダ・惣菜の
“長鮮度”化に貢献する低温機器。
消費期限を延長し、
販売数増加・廃棄ロス削減を実現!

セブン-イレブン向け惣菜の製造を担うプライムデリカ株式会社様。神奈川県にある相模原第二工場が取り組むのは、サラダ・惣菜の“長鮮度”化です。サラダは原料入荷から製造までの工程を4℃以下に保つことで鮮度を維持。惣菜は加熱から冷却までを連続工程とすることで調理の短時間化を図り、消費期限を従来製品より延長することに成功。この工程革新により、販売数増加、廃棄ロス削減を実現しました。工場建設にあたって、当社は「差圧冷却システム」や多数の低温・空調設備を提案・設計。ハイレベルな生産管理体制の維持に貢献しています。

その他の納入設備

コンデンシングユニットは、屋上に集中設置

小型0.8馬力の産業用除湿機は100V仕様。
キャスター付きの台上設置で移動も簡単

エアー搬送ファンによるサーキュレーション効果で温度ムラを抑制

お客様の評価

  • プライムデリカ株式会社
  • 代表取締役社長 齊藤 正義 様(左)
  • 相模原第二工場 工場長 加藤 英明 様(右)

長鮮度化と良品製造を支える
三菱電機の低温機器。

コンビニエンスストアのオープンショーケースは1枚の絵のようなもの。さまざまな商品によって彩られている絵に、ひとつでも質の悪いものが混ざれば、絵全体がダメに見えてしまいます。当社では不良品が工場の外に出ないように、全工場で日本デリカフーズ協同組合のHACCP認証を取得しています。特に相模原第二工場では、“長鮮度”という技術革新に伴い、工場の機械化が促進。 外国人労働者が増えたこともあり、働き手に対するケアもより大切になってきました。

そこで「安心・安全な製品は、安心・安全な職場から生まれる」という考えを基に、安全最優先の工場運営を実施。整理整頓と挨拶を徹底し、社員とパートさんのコミュニケーションを密にすることで、労働災害撲滅と良品製造を推し進めてきました。“長鮮度”商品は、コンビニエンスストアのオーナー様にとって発注・在庫管理の手間を減らせるメリットが大です。

しかし、その分だけ衛生管理の重要性も増しています。温度管理はその最たるもの。三菱電機製品には、これからも低温管理の面での貢献を期待しています。

提案者の声

  • 三菱電機冷熱プラント株式会社
  • 東京支社 低温・食品システム部 第一課
  • グループマネージャー 勝山 功

広大な食品工場をしっかり冷やして、
しっかり管理。

相模原第二工場様に関しては、衛生面を重視した設備設計を行いました。腐食による異物混入を防止するため、ユニットクーラにはSUSケーシングやカチオン電着塗装を実施。また、広大な工場でより高い精度の温度管理を行うために低温流通管理システムMELCOLDⅡをご提案。低温機器の集中管理および保管温度の自動記録を実現しました。素早い加熱と素早い冷却が鍵を握る“長鮮度”化においては、弊社の差圧冷却システムが貢献。加熱調理品の風味、水分、栄養価を保持したまま、短時間で冷却を行える環境を整えました。

室温を4℃以下に保つ必要のあるトッピング室にはソックダクトを導入。冷たい風が作業者に直接当たらないようにすることで身体への負担を軽減。

働きやすさにも配慮した工場となっています。

納入機種など詳細

所在地 神奈川県相模原市南区当麻2575-1
納入機種
  • 【R410A一体空冷式インバータコンデンシングユニット】ECOV-EN75MC他×100
  • 【R410A一体空冷式スクロールコンデンシングユニット】ERA-EN22A×6
  • 【ユニットクーラ】UCH-N5DNB他×116
  • 【産業用除湿機】KFH-P5A1他×15
  • 【低温流通管理システム】MELCOLDⅡ×1
  • 【差圧冷却システム】2室
設備用途 チルド専用惣菜の製造
設備施工 三菱電機冷熱プラント株式会社
竣工 2017年3月